グラミー賞二年連続、動画再生数1300万回のインストバンド!?スナーキー・パピー(Snarky Puppy)とは
こんにちは。Pinyeです。
スナーキーパピー(Snarky Puppy) というバンドをご存知ですか?
スナーキーパピーといえば、アメリカを拠点としたアーティストを主軸に、様々な国籍、人種の一流アーティストが25名ほど所属していて、r&b、ジャズ、ブルース、南米音楽を基調とした、ポップで、テクニカル、エモーショナルなジャンルに縛られない曲を作り上げる,歌もの、インストのどちらも演奏するバンドです。歌ものを演奏するときはゲストアーティストを呼ぶことが多いです。最近では14年(最優秀r&bパフォーマンス、レイラ・ハサウェイとの共作)16,17年(最優秀コンテンポラリーインストゥルメンタルアルバム賞)のグラミー賞受賞が話題ですね。彼ら個人単位では、僕の知っているところでは、エリカバドゥー、スヌープ・ドッグ、ケンドリック・ラマー、ディ・アンジェロ、レイラ・ハサウェイ、チャカカーン、、アレサ・フランクリンのようなヒップホップ、r&b、フュージョンインスパイアのアーティストのサポートをしています。リチャード・ボナ、ブライアンブレイドなど、ジャズアーティストのサポートもしているようです。Maroon5のアダム・レヴィーンとも交流があるようです。多彩すぎます!
そのため、メンバーの多忙で、リハーサルなし、本番一発のライブもあるのだとか。
彼らの活動は彼らはリーダーのマイケル・リーグ(ba)が設立したインディーレーベル「GROUND UP」からYoutubeや、音楽ダウンロード、ストリーミングで発信されています。アルバムに収録されている曲のレコーディング、ライブ映像が高画質でほとんど全てYou Tubeにアップされています。一流プレイヤーの演奏した映像を、一曲ずつ、無料、高画質で見ることができる、という、革新的な配信方法です。それが功を奏してか、「Lingus」の再生回数は1300万を超えています。インスト楽曲では驚異的な数字です!
大まかな構成は0:00~テーマ~4:18~コリーヘンリー(Key)のソロ~9:55
という構成になっています。コーリーヘンリーのソロは友達とSnarky Puppyの話題になると必ず出てくる話題ですね。高いリズムアプローチを持っているキーボディストはたくさんいますが、しかし彼のようにそれを使いこなしてフレーズを構成する力を高いレベルで持っている人はそんなに多くないと思います。また、最近の音楽シーンでとても活躍されているので、興味のある方は調べてみてください。
Snarky Puppy - Lingus (We Like It Here)
別の歌もののアルバム、「Family Dinner1,2」の2では、注目されていて、日本でもYasei Collectiveと共に公演したりしている、Genevieve Artadi (vo)、Louis Cole (dr)のバンド、Knowerと、サクソフォン奏者のJeff Coffinと一緒に、こんなアップテンポのファンキーでスタイリッシュ、ちょっとマイケル・ジャクソンの曲を彼らの特色で再構築した、みたいな曲もやっています。
Snarky Puppy feat. Knower & Jeff Coffin - "I Remember" (Family Dinner - Volume Two)
三曲目は「Thing of Gold」です。この曲は彼らのレーベルと同じ名前のアルバム、「Ground Up」の曲です。圧倒的な「エモさ」がここにあります(笑)
シンプルな曲ですが一曲でリラックスできたり、熱い感動ができたりするとても良い曲ではないのかな、と思います。
Snarky Puppy - Thing of Gold (groundUP)
ちなみにこの曲に参加しているパーカッショ二ストに日本人ぽい方がいらっしゃいますよね。その通り、小川慶太さんです。「J-SQUAD」というグループで報道ステーションの曲の演奏もしてます。担当楽器はパーカッションとドラムで、両方とも非常に高いレベルを持っており、ヨーヨーマをはじめ、アサド兄弟、エリック・ハーランド、マリア・シュナイダージャズオーケストラ、ボストン・シンフォニーオーケストラなどとも共演しているそうです。小川慶太さんについてはまた詳しく調べさせていただきます。
昨今の音楽シーンで実力、話題、音楽性全てに事欠かないスナーキーパピー、彼らの今後の活動に注目です。